平成27年度 認知症疾患医療センター 担当者連絡協議会 事例検討会に参加しました。
5月25日 ハートランドしぎさん にて認知症疾患医療センター担当者連絡協議会 事例検討会が開催されました。
担当者連絡協議会には認知症担当者の異動があり後任担当者となられた、奈良県保健予防課 地域包括ケア推進室の方も参加されました。
各認知症疾患医療センターの活動報告を行うとともに、初期集中支援チームにおいて認知症疾患医療センターがどのような役割を担っていくべきか、その他市町村との連携について検討が行われました。今後も県内での認知症疾患医療センターの活動について検討を継続し、具体的な支援に活かせるような形作りをしていきたいと考えています。
協議会後、事例検討会に参加させて頂き 第1部 近畿大学医学部 リハビリテーション医学教室 精神神経科学教室 花田一志先生「認知症を早期発見、早期介入するためには」、第2部 三郷町地域包括支援センター 高塚 美和氏「三郷町初期集中支援チームの活動について」のご講演を聞かせて頂きました。
第1部 花田先生のご講演では、早期の介入には、正確な診断、啓蒙活動、地域の環境整備が必要とのお話がありました。実際に先生の勤務されておられる病院では早期認知症センターで早期発見に力を入れておられるとのことでした。また、笑顔れんらく帳を行政の協力の元、南河内地域に配布され今後更に有効な共有ツールの作成にも尽力されています。
第2部 高塚 美和氏より初期集中支援チームの活動について事例も含めてお話をして頂き、大変に参考となりました。多種職が集まる事により、対象者や家族、地域住民に対してそれぞれの専門性を活かし一貫した支援体制が作れることを学びました。
今後も事例検討会や担当者連絡協議会を通じ、実際の支援に活かせるように情報共有と研鑚をしていきたいと考えています。
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