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お知らせ

2015/04/16

一般社団法人 SPSラボ / 若年認知症サポートセンター「きずなや」さん へ見学にお邪魔してきました。

4/10一般社団法人 SPSラボ / 若年認知症サポートセンター「きずなや」さんにハートランドしぎさん病院 認知症疾患医療センター連携担当者の方と見学に行かせてもらいました。
当日は生憎の雨のため、外での見学は出来ませんでしたが、きずなや ゼネラルマネージャー 若野 達也さんに 設立に至る経過から概要、現在の事業についてお話を聞かせて頂きました。
きずなやとは若年性認知症の方の働きたいという気持ちを支えるため設立され、現在は若年性認知症の方に限らず様々な方にアプローチをされています。

若野さんの行動力、福祉分野以外の方との繋がり、今現在の活動(追分梅林の観光地化、大和たちばなプロジェクト等)これらが全て対象者の方たちへの支援に直結されています。
必要だから行うのは、言うのは簡単ですが行うことは現実的に難しい面もあります。しかし、若野さん達SPSきずなやではそれを実現しておられるように感じました。
見学にお邪魔させて頂きとても刺激になり、対象者の方が少しでも生活がしやすいように自分たちの立場でも出来る事を少しずつでも広げ、力になれるようにと思いました。

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掲載した写真はエコストーブと言って、若年性認知症の方が作成されており、今後はエコストーブをリースしその収益を作成された方に還元する仕組みを考えていかれるそうです。

2015/03/06

第3回 認知症疾患医療センター事例検討会を開催しました。

平成27年3月4日(水)、厳橿会館3階大ホールにおいて、第3回認知症疾患医療センター事例検討会を開催しました。

今回は秋津鴻池病院医師である、洪基朝先生より「入院治療までに期間を要した若年性アルツハイマー型認知症患者について」「アルコール問題を抱え、粗暴運転を繰り返す認知症患者について」の二例について症例提供をいただき、医師、看護師、保健師、臨床心理士、精神保健福祉士、社会福祉士といった多職種で検討を行いました。若年性認知症、アルコールの問題は現在トピックスであるものの、本当に難しく対応もまだまだ不十分です。最新の法律事情なども学びつつ、様々な職種で互いの情報を補い合い、新しい視点の気づきへと繋がった時間となりました。
今後の高齢化の進展に伴い、より一層の増加が見込まれる認知症高齢者に係る支援体制の構築はますます重要となります。しかし現状では十分とは言えず、支援体制の構築のため県全体の認知症対応力の向上や医療・介護の質の均一化などを目指していく必要があります。その一つの手段として事例検討会の充実を図りたいと考え、各認知症疾患医療センターとの協議の上、来年度からは持ち回りにて開催を行っていくこととなりました。様々なグループワークの方法を取り入れたりしながら多職種で幅広い事例を共有、検討し、対応力向上へとつなげていきたいと考えております。

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2015/02/24

認知症対応力向上研修を開催しました。

平成27年2月12日(木)、13日(金)と2日間にわたり、認知症疾患医療センター対応力向上研修を開催しました。

1日目は、センター担当医師より「認知症の基礎知識について」、センター担当心理士より「認知症のスクリーニングテストの実際について」当院看護師より「認知症看護について」、センター担当PSWより「認知症疾患医療センターについて」の講義を行いました。

2日目は、センター担当医師より「認知症の画像診断と薬物療法について」の講義、そして橿原市地域包括支援センター藤田氏、本多氏により、「認知症の地域連携」についての講義をいただき、その中で提供いただいた事例について全体でグループワークを行いました。

今回の研修では、対象者を「認知症の医療・ケアの相談業務に従事する方」とし、地域の医療機関、精神科病院、地域包括支援センター、役場より、精神保健福祉士、社会福祉士、ケアマネージャー、介護支援専門員、看護師、保健師の計25名の参加者とともに、地域型認知症疾患医療センター職員の協力のもと、全体で取り組むことができ大変充実した時間となりました。なかなか奈良県内で、認知症について基礎的な部分をじっくりと学べる機会がなく、認知症対応力の向上にむけて今回の計画を立て実施するに至りました。

認知症疾患医療センターの普及啓発と共に1つ1つ基礎的な部分を多職種より学ぶことができ、グループワークでは立ち上がって活発に意見を交わされる場面もみられました。また、自分たちのグループでは気づかなかった視点についても感想で述べ合い、大変有意義な時間であったと参加者の方からもご好評頂けました。

また、少人数での研修にしたことにより、参加者同士の交流も密にとることができたため、研修終了後の連携にもつなげて頂けたらと願っております。認知症の支援体制の構築や認知症の方への支援には「連携、人とのつながり」が欠かせないものであると再認識できた2日間でした。

研修1研修2研修3研修4研修5研修6

2015/02/24

第4回・第5回 認知症疾患医療センター担当者連絡会を開催しました。

平成26年11月6日(木)第4回認知症疾患医療センター担当者連絡会を秋津鴻池病院にて、第5回担当者連絡会を2月3日(水)吉田病院にて開催しました。基幹型認知症疾患医療センター1か所、地域型3か所、奈良県保健予防課、地域包括ケア推進室の参加となりました。

今回、当センターの連携担当者より全国認知症疾患医療センター協議会の報告を行いました。その中で全国的な課題として認知症疾患医療センターの認知度が低いことや、連携や体制づくりが十分でないことなどを挙げ、担当者連絡会で検討したところ、奈良県も同様の課題を抱えていることを改めて認識できました。「ケースなどを通じて知ってもらう」「市町村単位の普及啓発活動」など様々な意見が出ました。課題解消のため今後の連絡会等で再度継続して議論していければと考えております。

2014/11/20

第2回 認知症疾患医療センター研修会を開催しました。

第2回 認知症疾患医療センター研修会を開催しました。

平成26年11月5日(水)、厳橿会館3階大ホールにおいて、認知症疾患医療センター第2回研修会を開催し、当日は定員を超える70名ものご参加がありました。

今回は三重県立こころの医療センター院長心得である森川将行先生より「認知症診療に活かす疫学データ、藤原京スタディの結果から」と題し、ご講演いただきました。

軽度認知障害も含めると今後4人に1人は認知症になる時代を迎えます。高齢者の生活の質とADLの関係要因を明らかにし、健やかに生活をしている高齢者の、いわば元気のひけつを疫学的手法により、科学的に明らかにすることを目的に開始された研究データをもとに、アルツハイマー病の病態と介入、日本の認知症の疫学研究、藤原京スタディの報告、そして認知機能低下に与える要因まで幅広くお話をしていただき、大変貴重な時間となりました。

研修会②研修会②出席者

2014/11/20

認知症疾患医療センター全国研修会に参加しました。

平成26年9 月13 日(土)第2回、認知症疾患医療センター全国研修会(北海道)、「認知症疾患医療センターに期待すること ~各関係者からの声に耳を傾けよう~」に、当院から医師1名、PSW2名で参加してきました。

センターの立場から、熊本県認知症疾患医療センター長の池田先生より、センターの現状と課題について、関係機関の立場からは、みささぎ もの忘れクリニック神経内科部長の木原先生より、地域機関の立場からは、さいたま市中央区北部圏域の地域包括支援センター長の黒川氏より、家族の立場からは、北海道若年性認知症の人と家族の会会長の平野氏より、それぞれ「認知症疾患医療センターに期待すること」について講演がありました。

全国各地のセンター担当者と情報交換することができ、認知症疾患医療センターの現状や課題等を共有し、話し合うことができ、大変有意義な研修会となりました。今回の研修会に参加した内容については、奈良県認知症疾患医療センター担当者連絡協議会にて、フィードバック研修を行い、奈良県の担当者全員で共有します。

北海道

2014/09/08

地域精神医療フォーラム 認知症クリニカルパス普及セミナーに参加しました。

平成26年8月1日(金)地域精神医療フォーラム 認知症クリニカルパス普及セミナー(東京田町)へ参加してきました。

 

このフォーラムは毎年全国認知症疾患医療センター連絡協議会と併せて行われており、全国の認知症疾患医療センター担当者が挙って集まる場になります。

例年認知症にかかわる様々な課題について取り上げられており、去年に引き続き私たちは2度目の参加となりました。

 

さて、今年度は急性期の治療パス、重度認知症デイケアパス、アウトリーチをテーマとして早期退院に実現と在宅を支える体制についての講演でした。

厚生労働省老人保健健康増進等事業「認知症のクリニカルパスの普及に関する調査研究」の一環として入院急性期の標準的なクリニカルパスを作成するための試案を提示して参加された方々のお話も聞かせて頂きました。

その中で、認知症のアウトリーチに関して、認知症高齢者への積極的な支援及び町ぐるみの連携で大変注目を集めている自治体の一つ、福井県敦賀市の敦賀温泉病院の玉井先生からのお話は、大変感銘を受けました。

診断のみならず、ともに町を歩き、診察場面以外の患者さんやご家族とのふれあいにも取り組まれ、ご家族に対するストレスケアも充実していること、徹底したチーム医療、地道な啓発活動により、町全体で重症化を緩和している姿には、学ぶべきところがたくさんありました。

少しでも「今の私たちなりにできること」に還元させていくことができればと思える、大変貴重な時間となりました。奈良県に戻ってからも、担当者同士で振り返っては、今後の活動に活かす計画を立てているところです。

また、9月、10月は認知症の研修も重なっているため、改めてしっかりと認知症について学び、多くのことを得る機会としたいと思います。

 

 

2014/09/08

第3回 認知症疾患医療センター担当者連絡会を開催しました。

平成26年7月31日(木)厳橿会館にて第3回認知症疾患医療センター担当者連絡会を開催しました。司会進行は、ハートランドしぎさん病院です。

今回は新たに地域型認知症疾患医療センターの指定を受けた吉田病院からも参加がありました。これで奈良県認知症疾患医療センターは基幹型1か所、地域型3か所の計4か所の新体制となりました。

 

また、今回は奈良県の地域包括ケア推進室、保健予防課の担当者にも参加いただき、認知症施策の方向性の確認及びその中での県が求める認知症疾患医療センターの役割の確認を行いました。

意見交換の中では普及啓発、連携などのキーワードが各機関から意見としてあがり、その手段として、研修会のテーマの統一や県と疾患医療センターの研修会の合同開催などのさまざまな提案が出ました。

 

次回は、秋津鴻池病院が中心となり、11月に第4回目開催予定です。

今後も継続して担当者連絡会を行い、今回あがった提案について、具現化していく予定です。

担当者連絡会

2014/08/21

第2回 認知症疾患医療センター研修会のお知らせ

第2回 奈良県立医科大学附属病院認知症疾患医療センター研修会を開催いたします。

 

日時: 平成26年11月5日(水)18:30~20:00

会場: 厳橿会館3階 大ホール

対象: 認知症疾患に携わる医療機関、その他関係機関の皆さま

『 認知症診療に活かす疫学データ:藤原京スタディの結果から 』

講師:三重県立こころの医療センター 院長心得 森川 将行 先生

 

※藤原京スタディとは

高齢期における生活の質(QOL)および生活機能に影響を及ぼす要因を調査することを目的に2007年より開始された大規模前向きコホート研究です。高齢期には多くの方が何らかの病気で通院をするようになります。しかし、病気をかかえていることと、健やかに生活をすることとは別のことであり、「藤原京スタディ」では、健やかに生活をしている高齢者のいわば「元気のヒケツ」を疫学的手法により科学的に明らかにすることを目的としている研究です。

 

今回は、その研究メンバーの一員である、三重県立こころの医療センター院長心得 森川将行先生より、藤原京スタディの研究から、認知症診療に活かせるお話をしていただけることとなりました。ご多用とは存じますが、何卒ご出席賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ご参加希望される、認知症診療に携わる医療機関、その他関係機関の皆さまは、10月17日(金)までにお申込みください。詳細はPDFファイルをご参照ください。

 

多数のご参加、こころよりお待ちしております。

 

認知症疾患医療センター研修会案内

2014/08/05

認知症疾患医療センター事例検討会を開催しました。

平成26年7月23日(水)、厳橿会館3階大ホールにおいて、認知症疾患医療センター事例検討会を開催しました。

今回はセンター担当医師である、松岡医師よりLogopenic progressive aphasiaの一例について症例提供がありました。参加者は、医師、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、言語聴覚士まで幅広く、初診から鑑別の経過に関しての画像や、実際の診察場面についての音声を用いながら、考慮できる鑑別について意見をいただきながら進めていきました。

昨年度の事例検討会では、クロイツフェルト・ヤコブ病について、今回は失語について、と希少な症例に触れることができ、非常に有意義な時間となりました。

今後の事例検討会の開催については、より幅広い事例に触れ、多職種で検討できる方法について現在検討中です。

事例 2事例1 (2)

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